2兆円の売買代金と目の前にある危機

投稿者: | 2016年04月19日 04:51

日経平均は598円余り上昇していましたが、売買代金は2兆863億円と2兆円ぎりぎりとなっていました。
即ち、真空地帯を駆け上がったということになります。

今の金融市場は、一見、平穏となっていますが、ブラジル・イタリア・ギリシャ・ウクライナ等の危機が進んでおり、機関投資家はポジションを取りにくくなっており、市場参加者が減ってしまっているのです。

このため一方方向に振れやすくなっており、上げも下げも大きくなる傾向があります。

今後、どの危機が表面化するかとなりますが、今ある危機は以下の通りとなります。

*北朝鮮の核実験・ミサイル発射
*中国と米軍との偶発的衝突
*ロシア軍と米軍とのバルト海での衝突
*ウクライナの戦闘激化
*ヨーロッパ(ロンドン等)でのテロ
*イタリア金融機関の不良債権比率の拡大から経営破たん
*ドイツ銀行のデリバティブ破たん
*パナマ文書による政権転覆
*ギリシャ財政赤字拡大・債務削減
*ブラジル国債の債務不履行

これに日本での地震・噴火等があり、どれが炸裂しましても金融市場には甚大な影響を与えます。

サミットを前に常識的には平穏期となりますが、どのタイミングでどの危機が炸裂するかわかりません。

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