NY市場の原油先物価格は市場取引中は5.28%安の$31.41まで急落していましたが、引け後の取引では更に売られ$31.14まで下げています。
通算で6%を超える暴落を演じたことになります。
通算で6%を超える暴落を演じたことになります。
NYダウは12ドル高で始まり、その後+115ドル、-114ドルという動きをして、引け前に買い上げが入り、52ドル高で引けています。
*ナスダックは下落で終わっています。
NYダウの動きを見ていますと、しきりに買い上げが入りますが、その買い上げが終われば売り物に押されるという動きになっており、方向感がつかめない状態になっています。
これは原油価格暴落を見ればとても株は買えないとなっているもので、このままいけば原油価格が早晩20ドル台に落ち込むことが想定され、金融市場が産油国を中心に混乱すると見ているからとなります。
今後、金融メルトダウンが進むはずであり、今年2016年は金融資産で資産を保有している人は大幅に資産を減らし、今まで買われてこなかった現物資産が大反騰をする年になると見ています。
買われたものが売られ、買われなかったものが買われるとなり、一つの時代が「入れ替わる」ことになります。
2015年までは金融商品が主流となっていた運用市場も、2016年からは現物資産、中でも絵画であれば印象派、19世紀絵画、オールドマスターズとなるでしょうし、宝石分野では、カラーストーンではなく、宝石の王道であるホワイトダイヤモンドとなるでしょうし、そのほかでは稀少コインもその中に入ります。
株式や不動産が売られ、実物資産が見直される状態になるはずであり、株式市場が世紀の暴落を演じたその後、明確な動きが出て来るはずです。
金融緩和に伴う一つの時代が終わり、今後はしっかりした実物を手にした現物市場主義という時代が始まることになります。