三菱重工長崎造船所で建造中の豪華客船「アイーダ・プリマ」から出火したと報じらています。
この「アイーダ・プリマ」は2011年に受注し、2014年3月に納入予定となっていましたが、何度も延期され昨年12月が最終の納入期限と言われていましたが、それも守ることが出来ず、とうとう火災を起こしてしまい、今後キャンセルとなるのは避けられません。
更にはここまで問題が起こり再三にわたり納期を延期されてきた以上、キャンセルの上、莫大な約金を払わされることは避けられず、2隻併せて空前の損(数千億円)が発生するかも知れません。
既に経営陣は豪華客船事業から撤退をするとの決定をしたとも言われていますが、以前も客船建造中に火災が発生しており、三菱重工はどのような管理をしていたのか、となります。
MRJの延期の問題もあり、三菱重工内部に重大な問題が発生しているのかも知れませんが、三菱重工は日本の兵器産業の中心とも言える企業であり、今後兵器産業部門でも重大な瑕疵が見つかるかも知れません。
ロケット分野は世界一の技術を誇っていますが、このロケット事業は国策事業であり採算無視の事業であり問題が発生していないとなれば、一般分野でコストをカットしすぎて問題が発生しているとなれば、今後三菱重工は民間企業として生きていけなくなる可能性もあります。
ロケット打ち上げでは一基100億円とも言われており、世界から見れば2倍以上高い不採算な事業となっており、更にアメリカの会社が成功しましたが、一段ロケットを回収して使えるとなると一基10億円以下でも打ち上げ可能とも言われており、そうなれば日本のロケットは産業(事業)として太刀打ちできず、商業衛星を打ち上げるたびに莫大な税金を投入しないと事業として成り立たい事態になります。
この豪華客船事業はどうなるでしょうか?