シャープの買収に赤信号が点灯してきています。
今日の東証で鴻海が出資します一株88円を下回る87円という株価を付けてきているのです。
下落率で5.4%になる下げとなっており、比較的大きな下落となっています。
今、一部で鴻海はシャープ全体を買収するのではなく、部門を買収するのではないかという噂が流れており、先の契約書にはそのような文言が入っていますので、可能性がゼロではありません。
仮にシャープの液晶部門だけが買収されるとなりますと、その価値は精々1,000億円以下であり、その他の部門が閉鎖となれば、とてつもない失業者が出てきます。
鴻海はアップル等スマホ向けの好業績が終わり、今後厳しい状況になると見られており、とてもシャープ全体を予定通り買収をする余裕はないとみられているのです。
株価が88円前後で下げ止まるのか、それとも50円に向けて下落し買収・再建が空中分解するのか。
シャープ再建の分岐点となっています。