日経平均上昇とトヨタ安

投稿者: | 2016年08月01日 03:48

日経平均は日銀ETF買い上げの思惑もあり上昇して引けていましたが、内容は惨憺たる状況になっていました。

値上り銘柄数   508銘柄(全体の僅か26%)
値下がり銘柄数 1384銘柄
変わらず     78銘柄

全体の僅か<26%>だけが上昇して日経平均が66円も上昇しているのです。
如何に相場が作られていたかわかります。

トヨタ   -107円(-1.82%) 終値 5,787円
伊勢丹三越 -56円(-5.50%) 終値  963円
任天堂   -525円(-2.44%) 終値 20,980円(安値 20.100円)
サノヤス  - 45円(-12.97%) 終値  302円(安値   300円)

日経平均は上昇しながら、トヨタをはじめ伊勢丹三越や新日鉄、そしてポケモン関連銘柄は揃って大幅に値下がりしており、相場の実態は値下がりしていたとなります。

このポケモン関連銘柄ですが、【任天堂】は高値から<36%>下落しており、信用で「難ピン買い下がり」をしてきた個人はそろそろ追い込まれる水準になってきており、2万円を下回りますと「もうダメ」となり総投げとなり元の株価に戻ります。
買いついた個人投資家からすれば、「あの騒動は一体何だったのか?」となりますが、あとの祭りです。

また【サノヤス】は既に高値である865円から<65%>も暴落し相場的には死んでおり、あとは元の地相場である200円台前半にまで下落して忘れられる存在になるかもしれません。

【任天堂】2万円、【サノヤス】200円が相場の基準となりますが、早ければ明日にも下回ることになりかねず、高値で買いついた個人はあっという間に大幅な損を抱えることになります。

また【シャープ】は90円で終わり、首の皮一枚繋がりましたが、明日以降88円を終値で下回れば後は下値のめどがなくなり、
買収破断となれば、もう株価は下値のめどを無くすこともあり得ます。

今日は日銀新規購入ETF相場ですが、それも大した額ではなく、数日もすれば効果は消えてしまい、今日急落した三越・トヨタの後を追うような相場になるかもしれません。

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