完全にアメリカをなめている中国

投稿者: | 2016年02月17日 10:32

オバマ大統領が、アメリカ・カリフォルニア州で米国・アセアン首脳会議を開催し、オバマ大統領がアセアン首脳に中国への警戒感を指摘し、「サニーランズ宣言」を発表したこの時期に、中国はパラセル諸島のウッディー島(中国・台湾・ベトナムが領有権を主張)に対空ミサイルを配備したとFOXニュースが報じています。

FOXニュースによれば、今月3日には何もなかったところにこの14日には対空ミサイル発射装置とレーダーシステムが民間の”スパイ衛星“からの写真で確認ができたとしているのです。

今回のアメリカ・アセアン首脳会議を念頭に置いた、地対空ミサイル配備であるのは明らかであり中国は完全にアメリカをなめきっている態度を示しています。

即ち、アメリカは中国には手出しも制裁も出来ず、ただ傍観しているだけだと判断しているのです。

実際、シリア内戦で、初めから地上部隊を派遣しないと述べて事態を悪化させたのはオバマ大統領であり、「大規模な軍事行動をしない大統領」と判断しているからこそ、中国は自由に埋め立てを行い、滑走路を作り、今回のような地対空ミサイル配備までやってのけるのです。

中国の主導者は、対北朝鮮でも北朝鮮が核実験を行おうが、ICBM発射を行おうがアメリカは事実上何もできない状態になっており、小さな北朝鮮にすら何もできないアメリカが巨大国となっている中国に何かできるはずもないと判断しているはずです。

今後、この<中国と北朝鮮とロシア>が組んでアジアをかく乱させてくるはずであり、日本はアメリカに全面的に従っていますが、そのうちアメリカが<中国・北朝鮮・ロシア連合>につくかも知れず、そうなれば日本は孤立することになります。

中国の王毅外相が日本の外務大臣からの電話を無視するその裏にはとんでもない「策略」が進められているかも知れません。