移民・難民問題(大きく舵をきったデンマーク)

投稿者: | 2016年01月27日 12:02

デンマーク議会は世界的批判を覚悟の上、難民抑制策になる、難民申請者の所持金(1万デンマーククローネ:17万円以上)や貴重品(結婚指輪、家族の肖像画等を除く分)を当局が没収できるようにする法案を賛成多数で可決したとAFP通信が伝えています。

また、永住権申請に必要なデンマーク語の水準引き上げも盛り込まれており、事実上、移民申請はできない
ような内容になっています。

パリのテロ事件や年末のドイツでの暴行事件等を受け、ヨーロッパ中で移民・難民受け入れを拒否する国が増えてきており、今後行き場を失った移民・難民が暴動を起こし、深刻な民族対立に発展するかもしれません。

今まで移民・難民受け入れに積極的だったドイツですが、大統領が異例の反対を表明する事態になり、メルケル首相は今苦境に立たされています。

その理由は、年末に発生しました移民・難民による何十件にも及ぶとされる集団女性暴行事件を5日間にわたりマスコミが報じなかったことに対して、国民から怒りが爆発してきているのです。
今まで鉄壁な支持を受けていたメルケル首相ですが、報道管制をひいたことで、今や集中砲火を浴びており、今後移民・難民とドイツ国民との間で暴動が発生し、死者等が発生した場合、政治的に持たないとも言われており、
最悪の場合、メルケル首相は退陣を余儀なくされるかもしれません。

移民・難民問題は今後ヨーロッパで大問題に発展するのは避けられません。

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