NYダウは392ドル、率にして2.32%急落して終わっています。
ナスダック総合指数は146ポイント、率にして3.03%急落して終わっています。
まさに新年早々、世界の株式市場は、お屠蘇から目が覚める(悪酔いかもしれませんが)程の急落を演じていますが、これは今後訪れる金融崩壊の「知らせ」だと言えます。
「カナリヤ」とも言えるかも知れません。
今はまだ「カナリヤ」が騒いでいるだけですが、そのうちに力を無く衰弱していきそして死に至ります。
中国株がメルトダウンを起こし始めていることからすべてが始まっているようにも見えますが、実は専門家は昨年時点ですでにこの状況を読んでいたことが明らかになっているのです。
東京市場の売買動向を見れば多くの人は唖然とするかも知れません。
なぜなら、一般情報では東京市場はアベノミクス相場で買いを入れていると報じられてきていたからです。
<外人の売買動向>
現物・先物合算 3兆2818億円の≪売り越し≫
現物 2509億円の売り越し *7年振り
先物 3兆408億円の売り越し
彼らは一般向けには株は買いだと述べてきていましたが、内実は売り越していた訳であり、強気を言って日本人に自分の持ち株を買わせていたと言えるのです。
これを個人がやれば犯罪になるのでしょうが、外人機関投資家がやればお咎めなし、となるのが証券市場なのです。
それにしましても7年振りに現物も売り越していたとはさすが外人です。
そしてその売却した代金を日本円で保有しておき、一ドル115円前後の円高になった時にドルに換えて送金すれば2重に美味しいとなります。
ただ、金融崩壊が進めば今逃げた外人も壊滅的打撃を受けることになります。
お金が金融市場にとどまる限り、同じ状況になるからです。
今まで売られてきた実物資産(現物資産)がいつ買われるのか。
その時が金融崩壊が始まる時と言えるかも知れませんが、一部では≪数倍≫になってきた分野も出てきています。
この動きが拡大すれば、今年2016年は実物(現物)資産価格は歴史的な転換点を迎えることになります。