日本百貨店協会が発表しました7月の【全国百貨店売上高】は、一年前に比べ0.1%減少の5598億円になったと発表されていますが、中身をみますと、売り上げの97.4%を占める<国内客>の売り上げが9カ月ぶりに前年を上回ったとされています。
ところが、訪日外国人は<-21.0%>の146億円となり、4ケ月連続減少しているのです。
この国内客回帰ですが、セールを7月1日から行うという前倒しの影響があったり、お中元を積極的に取りにいったりとかなり営業を強化した結果と言えますが、それでも外国人の減少を補うことが出来なかったのです。
今月8月はどこのデパートでも高級時計の売り上げを狙ってイベントを開催しており、これが功を奏した場合、売り上げは増加することになりますが、円高が一層進んでおり外国人の購買力が一層落ちてくれば引き続き売り上げは減少するとなります。
訪日客の売上減少と高級時計の売上増、どちらが勝つでしょうか?