ロシアの強かな戦略

投稿者: | 2016年01月26日 10:39

ロシアの強かな戦略が表面化しており、日本政府はどう対応するでしょうか?

スイスのダボスにてロシアのトルトネフ副首相は、以下のような発言をしたとロイターは伝えています。

*ロシアはクリール諸島を速いテンポで発展させたい
*漁業・養殖業に最適で、日本企業に投資を呼び掛けており、企業合弁で優先権を与える用意がある

そして、この話の「落ち」は以下の通りです。

日本に断られれば、意欲のある他の外国企業を探す

この外国企業とは中国・韓国を指しますが、すでに前回の発言からかなりの時間がたっており、水面下では
具体的な話し合いが進んでいるはずです。
ただ、漁業関係、特に養殖や加工、更には冷蔵・冷凍技術は日本は世界一であり、日本の技術がなければ
うまくいかないのも事実なのです。

なんとか合弁に持ち込み、そこで日本の技術を盗み、用がなくなれば合弁を解消すればよいと判断している
はずであり、日本はこの誘いに乗るべきではありません。

極東や北方領土の開発では、特に漁業産業では鮭やカニ等の資源が豊富であり、日本の養殖・冷蔵・冷凍技術があれば世界を制することが出来ます。
ロシアはこの技術が欲しいのです。

中国が日本企業と合弁で新幹線工場を中国に誘致して、新幹線技術を盗み、今では新幹線は中国が開発したとまでいうようになっており、合弁事業ほど怖いものはありません。
(三菱重工がフランスの原子力企業と合弁に突き進んでいっていますが、そのフランス企業の裏には中国が控えており、中国が三菱重工の原子力技術をフランス企業を通じて盗む策略を練っていることは情報通の間では有名な話です)

ロシアの強かな戦略に日本はどう出るでしょうか?

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