日経平均は22,325円まで売られ、そこからお決まりの日銀・公的年金・投信の買いが先物に入れられ、22,950円まで上昇幅で625円もの上昇を見せましたが、そこで息切れし、その後、22,605円まで売られ、一転345円安い水準にまで押し戻され終わっています。
一日でまさにジェットコースターのような動きをしていましたが、政府・日銀の「日経平均防衛ライン」が22,000円台半ばというのが分かります。
これで当面は落ち着くのでしょうが、問題は相場に大きな亀裂が入ったことで、今後WHOが「パンデミック」と表明すればそこでまた大きく売られることになりますし、ヨーロッパ(EU内)で大規模感染が始まったり、アメリカでインフルエンザとして処理されてきた死者14,000人以上の中にかなりの数の【新型コロナウイルス】感染者がいると言った発表があれば、大きく売られることになります。
そして実態経済の悪化が表面化するたびに売られることになります。
日本では、既に旅館の経営破綻が始まっており、これが拡大し、上場会社の経営破綻が出てくれば(危ないと噂されている会社が複数あります)、また売られることになります。
そして相場へのとどめは、東京オリンピック中止です。
ロンドンに移るのか、どうかは分かりませんが、少なくとも東京おりんピックが消えれば、その需要を当て込んで買い上げてきた分がはげ落ちます。
結果、日経平均2万円割れは当然としてあとはどこまで年末にかけて下げるかが注目されますが、最悪今の半値位は覚悟しておいても良いと言えます。