今オークション会社はスタッフがほぼ全員夏休みとなっており、来月から始まります秋のオークションに向けて鋭気を養っている最中と言えます。
今年の秋のオークションは果たしてどうなるのか。
8月末にはオークション会社や有力ギャラリーの幹部が一堂に集まりミーティングが開かれるようであり、その席でどのような話し合いが行われるのか分かりませんが、一つ言えることは今後はより選別がされるということになります。
少しでもよくない作品は見向きもされなく落札されないとなるでしょうし、よい作品は取り合いになり見積価格の数倍にまで買われることになるはずです。
そして今まで相場を牽引してきていました【現代アート】がどうなるかですが、明らかにピークは過ぎており、後は落ちていくだけでしょうが、その落ちるペースに反比例して【印象派絵画】が買われていくようになれば絵画市場は健全となりますが、仮に【現代アート】の落ちるペースがより早い(激しい)場合は絵画市場はこれから冬の時代を迎えオークション会社の経営にも打撃を与えます。
恐らく、この打撃を与えるシナリオとなるのではないかと思っています。
これは買い手市場となり、これからよい作品を買う人にはよい市場となります。
果たしてどうなるでしょうか?