アップルの大幅減収とツイッターの赤字

投稿者: | 2016年07月27日 11:51

アップルが発表しました4-6月期決算は1-3月期に引き続き減収減益とひどい数字になっていました。

売上 -14.6% 423億5800万ドル
純益 -27.0%  77億9600万ドル

この減益の理由はアイフォーンの売上台数が15%減少し、売上高が23%落ち込んだことが理由とされていますが、アイパッドも9%減少し、こちらは10四半期連続減少となっており、パソコン部門も減少となっており、この4-6月期決算をみますと、アップルは衰退企業そのものの姿となっています。
大きな話題となっていました時計も失速しており、今後更に売り上げが落ちてくれば在庫評価損を計上することになり、期間赤字も見えてきます。

また、利益が出ない会社となっています【ツイッター】は4-6月期は1億721万ドルの赤字になっており、1-3月期は1億3666万ドルの赤字でしたので縮小してウオール街は大喜びとなっていますが、赤字は赤字です。
しかもこの赤字も研究開発費を削減してでの縮小であり、衰退企業が取る削減策となっており、
今やアメリカを代表します【アップル】と【ツイッター】株は衰退に入りつつあるとすれば、
次のアメリカ経済をけん引する産業・企業はどこになるでしょうか?

シリコンバレー不況がアメリカを襲えば、大統領選挙ではトランプ氏が当選する可能性も出てきます。

トランプ氏は明確にアメリカ一国至上主義を唱えており、<TPPも反対>と明確にしており、これがいわばブルーカラー層にもそして一部の衰退産業界で働くホワイトカラー層にも受けいれられてきており、今後アメリカ唯一とも言えます発展産業であるIT分野が失速するようなことになれば、トランプ氏に雪崩をうつように支持が集まりかねないのです。

クリントン氏は金満で嘘つきでありTPPも明確に反対していないと言われており(実際、国務長官時代にはTPP推進担当をしており、今更反対を言える立場にはありません)、トランプ陣営からすれば攻撃しやすく、誰もが予想しないダブルスコアーでクリントン氏が敗北するという
事態もあり得る状況になってきているのです。

アメリカから良い話は出てこないかもしれません。

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