現時点で、【金】は一オンス1376ドルまで買われ先の超大商いを記録した暴騰時の高値を抜いてきています。
即ち、高値でしこっていた「玉」を整理した訳であり、物凄い力が入っているのが分かります。
その反対に日経平均は一時500円を超える下げを記録し安値は15,167円となっており、終値は290円安の15,378円で終わっていますが、ヨーロッパの電子取引では15,130円と今日の安値を下回ってきています。
じわりじわりと売られてきているものですが、以下の動きをご覧ください。
みずほ -2.65%
三菱UFJ -3.60%
三井住友 -2.37%
野村 -4.47%
日本を代表する金融株が揃って大きく値下がりしてきているのです。
これはヨーロッパ金融危機が日本にも波及してきていると言えますが、問題は更にあります。
ファーストリテイリング株の下落です。
ファーストリテイリング -2.41%
年初来安値を更新してきているのです。
超品薄株で日銀や年金ETFが大量に買いついているこのファーストリテイリング株が、日経平均より先に売られているということをどう見るかとなるのです。
金融崩壊が進んでの金融株の売りが分かりますが、ファーストリテイリング株には直接関係はありません。
また【日立】も400円丁度まで売られており、今や優良会社、即ち外人機関投資家が大量に保有する銘柄が率先して売られる展開になっており、これは外人がほぼ支配していると言われています東証が崩壊状態にはいってきたとも言えるのです。
日経平均が2万円前後の時に指摘しました日経平均13,500円説。
今やこれが現実実を帯びてきており、更には選挙後(9月かも知れません)になるでしょうが、日経平均1万円割れも十分あり得ると言えます。
そしてその時には【金】は一オンス2,000ドルを突破し、3,000ドルに向かって上昇を開始しているかも知れません。