ロンドンのクリスティーズオークションにて総点数５０点の個人の【レンブラント エッチング】コレクションのオークションが開催され、ギャラリープレシャスとしましては一点落札が出来ました。
狙っていた５点中、最も欲しかった作品であり、初めてレンブラントの「風景画」を手に入れることが出来ました。
これで【レンブラントエッチング】作品は２点目ですが、状態は一点目同様最高とも言えるほぼ完璧な状態にあり、極めて珍しいと言えるのです。
今回の【レンブラントのエッチング】は、オークションカタログの表紙になった作品であり、ハイライト作品とも言える作品でしたのでどうしても欲しかったのですが、思いがけない安い価格で落札出来ました。
今の世界市場はイギリスのレフェレンダムショックで大荒れとなっており、いわば『エアーポケット』とも言える状態にあり、買い手が少ない状態になっているために安く落札出来たもので、本来なら今回落札出来ました価格の２～３倍は出さなければ買えない作品だったのです。
ただ、安い価格ではありますが、それでも１９６３年に所有者が払った価格の約１００倍ですからこれから見ると決して安くはないのです。
落札した方からすれば＜ポンド安・円高＞で、しかも作品も安く、レフェレンダムショックさまさまとも言える状況にありました。
来週はロンドンで【オールドマスター＆１９世紀絵画オークション】が開催されますので、また忙しくなりますが、安く落札出来ればそれにこしたことはありませんが、果たして柳の下にどじょうは二匹いるでしょうか。。。