310億円の損害となるのか、日本製「ひとみ」

投稿者: | 2016年04月04日 10:17

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が先月打ち上げたエックス線天文衛星「ひとみ」が通信不良の状態に陥ったと発表されており、2個から5個に分解しているとも一部で報じられており、このままいけば、打ち上げ費用も入れて日本側の損害は310億円に達するとされています。

H2Aロケット30号機による打ち上げは成功したとされており、どこに問題があったのかこれから原因究明がされるのでしょうが、宇宙開発には失敗がつきものですが、通常かけられているはずの保険が果たしてかけられているのかどうか。
そして高度575キロで周回している「ひとみ」がなぜ分解してしまったのか。

今、「ひとみ」は回転しながら軌道を回っているとされており(通常は静止状態)、制御できない状態に陥っているとみられ、このままいけば更にバラバラに分解し宇宙のごみとなるのか、それか徐々に高度を下げ、大気圏に突入して燃え尽きるか、一部が地球上に落下する危険もあるかもしれません。

なにせ全長が14メートルもある大型衛星であり、将来の有人飛行を視野に入れて設計されているとも言われており、
かなり頑丈に作られている筈であり、大気圏に突入し全てが燃え尽きる前に地上に落下する恐れも出てきます。

何とか回復させることが出来ればよいのでしょうが、事態はそれほど甘いものでもないとも言われており、地上に落下しないように祈るしかないかもしれません。

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