鴻海の本当の狙いは?

投稿者: | 2016年04月06日 10:47

シャープを4,000億円弱で買収した鴻海ですが、今後シャープの液晶と有機ELにかけるとなっていますが、液晶分野は今や世界的に過剰投資となっており、この一年間で4割も価格が下落しており、全ての液晶メーカーにとり希望の星であった<iphone 7>では台湾のTSMCが独占受注しているとも言われており、他のメーカーが入れる余地はありません。

今、世界的にスマートフォンは売上減少に直面しており、そのような中、アップル・サムソンの売り上げが減り、中国の低価格メーカーのシェアが急拡大してきており、液晶や半導体・部品メーカーへの圧力が高まってきていると言われているのです。
そこに鴻海が3,888億円も投資をしてシャープの液晶を取るというのは理屈にあいません。

今、鴻海の幹部が中国にいると言われており、シャープの液晶と有機EL技術を転売する交渉をしているのかも知れず、今後シャープの中身はスカスカになり名前だけ残るとなるかもしれません。
(ただ、有機ELはシャープはまだ量産化技術を確立していないと言われており、シャープが有機ELを量産化するのでなく、鴻海から有機EL技術を買った中国企業が量産化することになるのかもしれません。)

買収ではなく投資と言った鴻海ですが、投資なら転売しても何ら不思議ではなく、今後鴻海の本当の動きが出てくるかもしれません。

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