日に日に低下する北海道新幹線利用者と光と影

投稿者: | 2016年03月30日 03:08

JR北海道が発表しました北海道新幹線3日間の乗車率は以下の通りとなっています。

26日(初日)  61%

27日(2日目) 37%

28日(3日目) 31%

 

北陸新幹線でも開業から3日間の平均乗車率は48%となっており50%を超えていません。

北陸新幹線も北海道新幹線もマスコミでは大きくとり上げていますが、ビジネス的には今のところは失敗となっているのが分かります。

更に北陸新幹線は今までの航空便客を奪っていますので、経済効果という点ではプラス・マイナスではマイナスに作用しているかも知れません。

航空会社は羽田から北陸向けの機材を小さくしたり便を減らしたりしており、今までのような便利さはなく、更に今後搭乗率が下がれば更に減便したり廃止したりすることもあり得ます。

北海道新幹線の影響を受ける羽田・函館間の航空便はそのままとなるでしょうが、今後客を取り合いすれば減便となり、今より不便となりビジネス客・観光客自体が減ることもあり得ます。

新幹線開業の「光と影」は、「光」しか大きく報道されませんが、地元経済にとっては「影」もしっかり認識しておくべきだと言えます。

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