上海総合株価指数は187ポイント、率にして6.4%急落し2741で終わっています。
年初来安値は2638ですが、あと100ポイント下落すれば年初来安値を更新するレベルになってきています。
G20財務大臣会合を前に色々買い上げ等を行ってきていましたが、今日一気に急落し明日金曜日には威信をかけて何とか買い上げをするのでしょうが、今日の急落は予想外の下落であり、来週以降の相場に危惧が出てきています。
もとともG20が終われば買い上げは必要はない訳であり来週以降は下落も当然とも言えましたが、それでも落下する地点が高ければ高い程、G20で「威張れる}訳であり、中国当局者は今日の急落は予想外の出来事であり慌てているかも知れません。
ところでホンハイによるシャープの買収がほぼ決まりましたが株価は急落しています。
その理由はホンハイあての新株発行価格が一株118円となっており(昨日の終わり値比で32%マイナス)、更には発行済み株数が急増し今の2.4倍になるからであり、かつ払い込み期間が異例の長さになっており6月28日から9月5日までとなっているのです。
また、今回の新株は2年間の譲渡制限がついていますが、取締役会の承認があればOKとなっており、実質66.07%の議決権を握るホンハイ側から取締役を過半数出せば今回の制限は意味を持ちません。
シャープはどこに漂流するのでしょうか? ホンハイの裏にいると言われるサムスンでしょうか?それとも中国企業でしょうか?