カナダの航空機・車両メーカーのボンバルディアの7000人解雇

投稿者: | 2016年02月18日 10:21

今世界中で経済の悪化もあり、あらゆる航空機材が余り出して来ており、エアバス社がANAに二階建て航空機A380を半額で3機売却したとも言われる位ですが、小型機材も世界最大とも言われる中国市場からのキャンセルや未払いもあり機材が余り出して来ており、このあおりを受けてボンバルディア社は全従業員の1割に当たる7000人を削減すると発表しています。

また、発表されました同社の2015年12月期の業績は最終損益が6000億円を超える赤字となっており、売り上げも10%減少しており、縮小策で生き残りをかけるとなってきていますが、カナダ政府や州政府の支援等がないと生き残りが出来ないとも以前から言われており、急速に消えゆく小型機材市場を前にして名門企業が果たして生き残れるでしょうか?

もう一つの小型航空機メーカーであるブラジルのエンブラエル社も業績は不振と言われており、そのような中に三菱重工製のMRJが果たして売れるかとなるとかなり厳しいと言えます。
既に5回も納期が延期されており、これもあり開発費が当初の2倍の3000億円にもなっているようで、これで黒字にもっていくには世界中の小型機材需要を全て取るしかないかも知れません。

型式証明取得のための定められた時間の飛行が出来ず未だ型式認定等を受けれていないMRJですが既に量産体制に入っているとも言われていますが、見切り発車とならなければよいですが。