日経平均連動銘柄の一番手とも言える【ファーストリテイリング】株が今日一時30,720円まで売られ、年初来安値を更新しています。
終値は1,570円安(率にして4.8%安)の31,240円で終わっており、これは昨年来高値である61,970円から約50%下落した水準となっています。
日経平均先物には年金資金や日銀等からの買いが断続的に入っており、本来ならもっと高いはずですが、大株主の実弾売りが入っているとみられており、株価が急落してきているものです。
今日の日経平均は218円安(-1.36%)であり、【ファーストリテイリング】株の4.8%安は異例の下げですが、目先筋も【ファーストリテイリング】売りの【ソフトバンク】買いを入れているようで、ファーストリテイリング株が底抜け状態になってきているのです。
高値から半値になった【ファーストリテイリング】株ですが、果たして30,000円の大台割れがあるのかどうか。
そしていつまで【ファーストリテイリング】売りの【ソフトバンク】買いが続くのか。
その【ソフトバンク】ですが、5,000億円を投じて10%を超える自社株買いをすると発表し、これで株価が急騰しているものですが、負債が18兆円近くあり、手持ち現金が2兆円しかないにも拘わらずそこから5,000億円を投じて自社株買いをすることが果たして妥当かどうか、機関投資家の中には懐疑的に見ている向きもあり、果たしてこの株価引き上げ作戦が吉と出るか凶と出るかどちらでしょうか?