ロイターが報じましたソフトバンクのCDSが急騰していることに対して、ソフトバンクの孫社長は、「手持ち資金が2兆円余りあり、資金繰りに困るようなことはない。アメリカのスプリント社も経営がよくなってきている」と述べていますたが、その後株価はさらに売られています。
ソフトバンク社の負債は以下のようになっているのです。
2015年3月末 17兆1809億円
2015年12月末 17兆6421億円
+4,612億円
これだけの低金利でそして営業利益が増えているにもかかわらず、負債が4,600億円以上も増えているのです。
そして17兆円を超える負債となっており、これに対して2兆円余りの現金では果たして十分なのかとなっているのです。
また、経営が改善してきたと述べていましたスプリント社の株価は2ドル台となっており($2.55)、1ドル台突入で上場廃止となる寸前のところまで売られてきており、自社株買いもあと少しでできなくなるともいわれており、市場は今回の孫社長の発言を懐疑的に見ていることがわかります。
今まで幾度となく危機を乗り越えてきた孫社長であり、今回も切り抜けることができるかどうか。