この週末、ヨーロッパ各地で移民・難民排除を掲げるデモが発生しています。
ドイツのドレスデン、チェコのプラハ、英国のバーミンガム、フランスのカレー等10都市以上で一ケ所で数千人規模の大規模なデモが発生しており、カレーでは警官隊が催涙弾を発射したりして大混乱になっています。
またドイツでは3月に選挙があることもあり、メルケル首相が退陣に追い込まれるのではないかとも言われていますが、この移民・難民問題がヨーロッパ最強の政治家と言われていたメルケル首相を退陣に追い込む事態になれば、他の国は一斉に移民・難民を排除する動きに入るのは避けられず、そうなればすでに入り込んでいる移民・難民が騒ぎだし、ヨーロッパは大混乱する事態になります。
そしてその大混乱を待ち望んでいる人物がいます。
トランプ氏です。
トランプ氏は、イスラム系移民・難民を排除する政策を訴えており、これもあり、際物と言われながらかなりの支持を集めていますが、ヨーロッパで移民・難民達が騒ぎを起こせば起こすほど、トランプ氏の政策を支持する共和党員が増えてきます。
また民主党員の中にも移民・難民を排除するべきだという者もおり、今後この比率が高まってくればトランプ氏は”際物”から”本命”候補に躍り出ることもあり得ます。
ヨーロッパの移民・難民問題がアメリカ大統領選挙に大きな影響を与えるかも知れません。