昨年ヨーロッパは109万人という膨大な移民・難民を受け入れていましたが、最新の世論調査では移民・難民受けを積極的に進めるメルケル首相に対して、ドイツ国民の40%が『メルケル首相は辞任するべきである』としており、移民難民を優遇するメルケル首相に対する風当たりが強くなってきています。
これをうけ、メルケル首相はシリア・イラクでの内戦が終われば今の移民・難民は帰国するべきであるとの発言をする事態になってきています。
即ち、永久的に受け入れたのではなく、避難のために受け入れたとなって来ており、今後今までドイツに入り安泰と思っていた移民・難民達が騒ぎ出すこともあり得ます。
ヨーロッパはもはやこれ以上移民・難民を受け入れることは出来ないとなってきており、ある国の大臣は本音として、『これほどまでの数になるとは思ってもいなかった』と述べていましたが、まさに読みが外れたのです。
難民キャンプにはまだ数百万人がいるとされており、今後この数百万人がヨーロッパを目指せばヨーロッパの社会は崩壊する恐れも出てくるのです。
言葉も食生活も生活態度も違うイスラム教徒が数百万人もしかも数年で入り込めばヨーロッパ社会は混乱するのは火を見るより明らかです。
しかも稼いで生活する訳ではなく、言わば生活保護を受けて生活する訳であり、失業して厳しい生活を送るヨーロッパの若者やその親からすれば、移民・難民よりはまずは自分達を何とかしてくれ、となりましても何ら不思議ではありません。
また厄介なのは、今の移民・難民達は徐々に待遇に不満を持ちはじめていると言われており、待遇改善を求めてスタッフに暴行を働く者や一般人に性的暴行を働く者も出てきており、徐々にヨーロッパ人との対立が先鋭化してきています。
ゲンマン民族大移動以来の民族大移動がヨーロッパと中東で起こりつつあるとすれば、歴史的にみて混乱が起こらないはずがないのです。
今ヨーロッパは動乱の時代に突入したとみて間違いなく、フランスやイタリアでは暴徒が乱入すかも知れないとして、その時に備えて一軒家から逃げ出す富裕層も出てきたとも言われています。
また大型ヨット(クルーザー)を買っていざとなれば船で逃げ出す準備をしている超富裕層も出てきたとも言われています。
通常は大型クルーザーは乗員が船を操縦しますが、緊急時のために自ら操船手法を習いはじめた資産家も出てきたとも言われています。
まさに『備えあれば憂いなし』となるのでしょうが、銀行預金や株券や不動産などいざとなれば何の役にもたたないのを肌で知っているヨーロッパの富裕層はいざとなった時にもって逃げることができる実物(現物)資産を手元においていざという時の備えをしています。
彼らは資産保全対策を万全に行い日々を過ごしているためにいざとなればいつでも逃げることができるのです。
今日、ヨーロッパに戻りましたアーティストのもとにはある富裕層から二人の子供に財産として実物資産を渡すために製作してくれと言われてそれぞれ一つ数千万円の作品を製作したそうです。
何十年か後に価値を持てばよいとの考えでしょうが、お金ではなく、実物資産として渡してあげるという習慣がヨーロッパの富裕層には染み込んでいるのです。