今回、発覚しましたカレー店「CoCo壱番屋」のビーフかつの横流し事件は、2014年7月にまで遡るとみられており、事件はかなり深い闇に包まれていることが分かります。
この2014年7月問題は、チキンかつの賞味期限が2014年7月のものが見つかったことにあります。
この2014年から産廃業者がこの廃棄処分される食材を横流して、安い弁当や総菜として売られていたとなれば、日本のお弁当や総菜、または居酒屋等で使われている食材の安全性に疑問が出てくるからです。
仕入れ価格は仲介業者は一枚30円程と言っていましたので、これを50円で転売しましても十分利益が出ます。
ココイチ側はお金を払って処分を依頼したとなっており、この処分を引き受けた産廃会社は処分費を受け取りながら利益を乗せて売却していた訳であり、ここがどこにどれだけ販売したのか、徹底的に追及されるでしょうし、その先の流通形態を愛知県警はどこまで調べるのか注目されますが、このような事例が今回特異的な事例なのか、それともほかでも日常的に行われているのか、闇となっています。
日本のお弁当は世界一安いと思える程、コスト的には優れていますが、その裏にはこのような食材が使われていたとなると納得が行きます。
一品、一品簡単にコストを足していけば、とてもまともな価格ではないのがすぐ分かるからです。
300円、500円で提供されているお弁当に入っているおかずの価格を推測すれば、自分が何を食べているのかわかります。
1,000円のお弁当と300円、500円のお弁当の違いは一体何か?
「安かろう、悪かろう」は昔から言われてきたことであり、これは今でも有効な言い方だったということが今回改めてわかったと言えます。