日経平均は激しい上下動を繰り返していましたが、お決まりの2時半から先物に買いが入れられ、16,900円前後から150円余り上昇し、17048円で終わっています。
大凡3回の買い上げが入ったことになりますが、場が始まる前に予想した通りの展開となっています。
国会や記者会見で政府首脳があれほど株価のことを指摘していて、今日株価を下げることなど、日銀・公的年金などできるはずがないのです。
ただ、朝から株式関係者にとり誤算だったのは、金融株の売りです。
既報のヨーロッパ株式市場で銀行株が売られたことを受けて、日本でも銀行株が売られたからです。
三井住友 -61円 終値 4044円
みずほ - 4円 終値 212.80円
ゆうちょ銀行 -21円 終値 1499円
下げ幅は限定的でしたが、INDEX買いが入りましても売り圧力の方が大きく、結果として値を上げることが出来なかったのです。
日経平均17,000円は防衛ラインであり、この前後で徹底的に買い支えるのでしょうが、支えれば支える程、売り圧力が積みあがっていきます。
3月決算までは株価崩壊など許さないという形になるのでしょうが、17,000円から18,000円前後で動いていれば、その後の株価の下落は半端なものではなくなります。
*ただ、このシナリオはそれまで金融危機が発生しないという前提です。