共和党の政策要綱原案が発表され、TPP推進については削除されています。
即ち、共和党としては、TPPは廃案にすると公約したもので、これは議会でも同様となり、仮にヒラリー氏が大統領になりましても、TPPが議会での承認が得られず、消滅することになります。
そのヒラリー氏もクリントン財団は中国から莫大な事実上の支援金を受けており、中国はTPPつぶしに動いており、ヒラリー大統領が推進することはあり得ず、結果として、日本は甘利氏が消えてもおり、TPPは消滅することになります。
今までの議論は一体がなんだったのか?となりますが、GATT体制が事実上崩壊している今の世界で、個別の協定が主流になりつつあり、今後は2国間協定となりこれは極めて保護主義が強くなりますので、日本にとりかなり厳しい事態になります。
何故ならTPP交渉で日本はほぼ丸裸にされており、今後の2国間協定ではこの丸裸の状態から協議が始まるからです。
甘利元大臣は精一杯交渉をやったのでしょうが初めから手のうちをすべて出した以上、交渉にはなり得ません。
相手は更なるカード(譲歩)を求めてくるだけであり、これ以上カード(譲歩)はないとなればならば交渉は進まないとなり、交渉をまとめるために結果として日本は全面敗北という形になっていたからです。
今後アメリカとの二国間協議でとんでもない事態にならなければ良いですが、果たしてどうなるでしょうか?
今から対アメリカ交渉につき、態勢を整えておくべきかも知れません。