民主党のヒラリークリントン大統領候補が、3時間半にわたる事情聴取をFBI本部にて受けたとアメリカのマスコミは一斉に報じています。
これで「メールゲート事件」が立件されるか不問に付されるか、はっきりすることになりますが、以前話しました国務省関係者の話では、ヒラリー前国務長官時代の問題のメールには機密情報が含まれていたとされており、ヒラリー氏が述べています、「メールをした時には機密指定はされていなかった」という説明は
あり得ないという話でした。
FBIとししては今月末までに結果を出すとの方針であると言われており、この間にトランプ候補としては『FBIの捜査対象になる候補が大統領に相応しくない』というネガティブキャンペーンを徹底的に行うでしょうから、今後前代未聞の「非難合戦」が見られ、有権者はうんざりという状態になるかも知れませんし、第3の候補を擁立することをアメリカ国民が求めるかも知れません。
「どちらが良いか」という選択肢ではなく、「どちらもダメ」となりつつあり、これもワシントンの力の低下とも言えますが、今や世界的に政治が変わる転換点にあると言え、イギリスも10月までに変わり、アメリカも新しい大統領が誕生することになりますし、フランスも労働法改正問題で総スカンを食っているオランド大統領の支持率が20%を切るのも時間の問題となっており、サルコジ元大統領もルペン氏も次期大統領候補として控えており、いつ交代となりましても不思議ではないと言われています。
日本は安倍政権の支持率は40%以上をキープしていますが、これは積極的な支持というよりは野党がどうしようもない惨状を示しており選択肢がないためと
言われており、仮に橋下氏が総理候補として出てきた場合、形勢が変わるとも言われておりいつ何時変わるかわかりせん。
2016年は暑い夏になるようですが、世界の政治も徐々にヒートアップしつつあると言えます。