今日の日経平均は60円余り上昇して引けており、5日ぶりの上昇となっていますが、値下がり銘柄数が767銘柄、変わらずが159銘柄となっており、併せ926銘柄が上昇していません。
値上りした銘柄数は1032となっており、ほぼ拮抗していたと言えます。
今、東証の時価総額は483兆6579億円となり500兆円を切っており、日銀・政府関係者はこの500兆円を気にしていると言われていましたので、今日は何とか500兆円に戻すために「努力」した格好になっています。
ただ、売買代金は1兆9253億円と2兆円を下回っており、これは4日連続となっており、市場はとても値上りしたとは言えない雰囲気となっています。
閑散の中、先物買いで上昇したとなっているからです。
今後も500兆円の攻防となるのでしょうが、円高がどこまで進むかによってこの500兆円の意味が変わります。
もし、ドルベースで500兆円が意味があるとしますと、今後一ドル106円から95円まで10%円高が進めば、この500兆円は450兆円でも良いことになるからです。
即ち、大雑把に言って、日経平均が14,300円になっても一ドル95円では外人投資家にとっては今と何ら変わらない500兆円の価値を持つことになるのです。
市場の70%を支配すると言われています外人からすれば、ドル建ての日経平均、ドル建ての時価総額の方が大事であり、今後も
このドル建て価格が重要となります。
さて、今後時価総額450兆円と一ドル95円が出現するでしょうか?