一オンス1297ドルにまで上昇(金)と稀代の相場師

投稿者: | 2016年06月16日 08:12

金が一オンス1297ドル90セントまで上昇し、1300ドル台まであと2ドル10セントとなっており、今日・明日にも1300ドルを突破していくかも知れません。
問題は、この1300ドル前後で控えている大量の「売り物」を一気に”食いに行くか”であり、仮に一気に食われた場合、その後の壁はありませんから、数十ドルの急騰を演じるかも知れませんし、ここまでまた跳ね返されるかも知れません。

ジョージソロス氏が今までで十分「玉」(ギョク:業界用語)を仕込んだかどうかになり、仮にまだ十分仕込んでいない場合は、
ここで一旦跳ね返されるでしょうし、既に想定した「玉」を仕込んであとはあおるだけとなっているのであれば、今週末は1300ドルを大きく超えて終わるはずです。

その後、利食いを繰り返しながら買い進むのでしょうが、1100ドル~1200ドル台で仕込んでこれを利食うとなると個人なら1300ドル台となるのでしょうが、稀代の投機家であれば、少なくとも50%から100%の収益は狙うはずであり、この場合、目標は一オンス1500ドルから2000ドルとなります。

ただこれでは先の高値で終わる訳でありジョージソロス氏が手掛ける人生「最後の」投機としては面白くもなんともありません。
人生最後の勝負となれば、高値から下げの倍返しを狙い、大相場を作り上げて利食いを完了するとなるはずであり、即ち一オンス3000ドルという数字が見えてきます。
(ハント一族のような愚かな買占めはしないはずです)

ジョージソロス氏程の人物であれば、100億円単位の「はした金」を預ける富裕層も世界には数百人以上いるはずであり、彼らが金や実物資産相場に乗れば、誰もが驚くような相場が出現することになります。

稀代の相場師の最後のゲームはどうなるでしょうか?

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