アメリカの自治領である『プエルトリコ』は、政府開発銀行債のうち償還期限を迎える4億2200万ドル(円換算で約450億円)の債務支払いができず、デフォルトとなったと報じられています。
デフォルトは3度目ですが問題はあと700億ドル規模の債務を抱えていることであり、いまのままではこれらが償還されるはずもなく、最悪の場合8兆円近いデフォルトが発生することになるのです。
また『ベネズエラ』も危機が深まっており停電も頻発しており一説では4時間の「計画停電」も実施されているとされており、いつ国民の不満が爆発し、クーデターが起こるかわからないとも言われており、そうなれば空前のデフォルトが発生するかも
知れません。
『ブラジル』もルセフ大統領が弾劾裁判のリスクにさらされ、国内政治がマヒすることもあり得、格下げリスクもあり、ブラジルもデフォルトを起こす可能性もあると一部でささやかれているのです。
世界にはデフォルト予備軍が山のようにあり、にも拘わらずそれらの国の債券は異常な低金利となっており、今や市場は不感症になっているとも言え、いずれ手痛い打撃を受けることになるのは避けられません。
今、金が一オンス1300ドル台に乗せては跳ね返されていますが、次第に下値を固めてきており、デフォルトの嵐が吹き荒れた場合、実物資産に資金が流れだし、実物資産価格は今までの不振が嘘のような価格高騰を見せるかも知れません。