金曜日の日経平均は、チャートを見ればわかりますが、午後1時過ぎから3回にわたり豪快な買い上げが先物に入り、16,027円、277円も上昇する場面がありました。
今日は中近東はお休みであり(金曜日は中東は休み)、中東ファンドからの売りがないとして買い上げたものですが、277円高で16,000円を回復したところで、今度は一転売り物が入りつるべ落としのような状態になり、高値である16,027円から206円安い15,821円で終わったものです。
あと15分相場が長ければマイナスに落ち込んでいたかもしれない位、急激な下落を見せていたのです。
今日の悪役はファーストリテイリングでしたが、3,880円安、率にして12.7%もの暴落を演じ、26,610円で終わり、安値は26,395円までありました。
今の相場が如何に弱いか、如何なく示した相場でした。
もし今日の朝の安値で底入れしたのであれば、今日は16,000円を回復して高値で終わっていた筈だからです。
実際、年金資金等”その筋”はそのような買い方をしたのですが、16,000円回復を見て物凄い売り物が先物に入り、あえなく「撃墜」となったもので、週明けまた波乱となるかもしれません。