シンガポール不動産バブルの崩壊と日本の不動産市場

投稿者: | 2016年04月06日 09:11

シンガポールの住宅価格は2013年9月のピークより9%値下がりし、この約20年間で最も長い四半期下落を記録してきていると報じられており、先日ヨーロッパで会談しましたヨーロッパの投資家兼ディーラーは「シンガポールから撤退する」と述べていましたが、シンガポール経済は今やガタガタになってきたのかもしれません。
シンガポールの不動産価格はアジアで2番目に高額となっており、香港も下落傾向が顕著となっており、今や香港・シンガポール・クアラルンプールで不動産価格は崩壊しはじめていると言えるのです。

日本はいまだ不動産市場は強くなっているとされていますが、新築マンションでは完売が消えてきており、大手不動産会社の販売員がティッシュペーパーを駅まで配ったり投げ込みチラシを配ったりしており、必死で売り込みを図っているのが分かりますし、ある臨海(勝どき)のマンションに住む住民はここ数ケ月でポストへの投げ込みチラシが急増してきたと述べていました。

日本でもマンション不況が静かに進んでおり、いずれ東京でも不動産価格はピークを付け、株価の暴落や大手企業の倒産等が起これば、一気に市況は冷えてくる筈です。

シンガポールの不動産価格がピークから30%、40%下落しましても負の連鎖に入れば買い手はいないはずであり、今後アジア不動産市場は大暴落を演じるかもしれません。

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