日経平均は午後に入り買い上げが入り、372円安まで戻し15,713円で終わっています。
一時は15,429円まで突っ込み、656円安まで急落していました。
この急落を演じていた原因は「銀行株」の急落です。
ドイツ銀行株の暴落から世界的金融システム不安が世界中に広がり、これが日本にも飛び火しているものですが、以下の通り、日本のメガバンク株も昨年来高値からは「暴落」状態になっているのが分かります。
-51% 三菱UFJ 終値456円(-34円:-7.08%)
-48% 三井住友 終値2,980円(-125円:-4.04%)
-42% みずほ 終値161円(-9円:-5.4%)
三菱UFJが51%を超える暴落となっており、高値の半値以下になっているのが分かります。
三井住友が48%安となっておりほぼ半値となり、3000円(通常の株価では300円)を下回り、2000円台(200円台)に突入しています。
邦銀は過去数年規模を拡大してきていましたが、今後の金融収縮期には大打撃を受けるとみられており、このため外国の機関投資家は売却を急いでいるのです。
静かな金融危機が進んでおり、今後危機が深刻化してきた場合には、【三井住友】株は2000円を割り込み、1000円台に突入することもあり得るでしょうし、【みずほ】は100円を割り込むこともあり得ます。
尤も仮に【ドイツ銀行】が経営破たんするような事態になれば、世界中がひっくり返ることになりますので、メガバンク株の株価など意味をなさなくなりますので、ドイツ政府やECBは何とか支えるでしょうが、途方もないデリバティブを抱えており、果たして救済できるのかどうか。
【ドイツ銀行】破たんとなれば、全世界で金融取引停止という事態も最悪の場合あり得ますので、事の成り行きを見ておく必要があると言えます。