崩れ始めた株式市場

投稿者: | 2016年02月09日 12:11

昨夜のヨーロッパ株式市場は全面安で終わり、以下のような下落となっていました。

DAX  -3.3% (終値 8979)
FT   -2.79%(終値 5689)

特にドイツ株は9000ポイントの大台を割り込んで引けていました。

NYダウは1.1%安の16027で終わり、16000ドル台をかろうじて終値で確保していましたが、場中では16000ドル台を割り込んでいました。

この流れを受けて今日の日経平均(前場)は急落しており、16168円まで突っ込んでおり、下げ幅が836円となり5%に迫る下げ率となっています。

この急落を先導しているのはメガバンク株ですが、世界的に金融株が売られており、世界中の金融市場がメルトダウンを起こしはじめており、資金が0%国債や金に流れていっています。
日本国債は今日0%にまでになっており0%で買えば手数料を入れればマイナス利息となりますが、それでも株を買ったり銀行口座においておくより安全として国債が買われているのです。

「金」も金融機関が破たんした場合には口座にいくらありましても1000万円以上は保証されませんので、保全策として買われているもので、今まで売られてきた「実物資産」への資金回帰が起こってきています。

今はまだ金融危機は発生していない段階で株が急落し、為替が大きく動いているもので、実際に大手金融機関や国家の破たんが起これば、実物資産価格は「最後のリゾート」として急騰するはずです。

今まで株や不動産を買わず、資産保全策として【実物資産】を保有してきた人は、今の株の急落や為替の変動にも素知らぬ顔をして平然とされていますが、今後出現します金融メルトダウン下においては、保全策の意味が良くお分かりになられると思います。