ブラジル地理統計院が発表しました2015年の鉱工業生産が8.3%減となり、2003年以降で最悪の落ち込みになったと発表されています。
これで2年連続マイナスとなったことになりますが、このままいけばブラジルは過剰債務と政治不信で(ルセル大統領の支持率8%)、国家破産となりかねないことになります。
中南米最大のブラジルが国家破産・騒乱状態になれば、他の国にも波及するのは避けられず、特にベネズエラは原油価格暴落の影響を受けており、今でもギリギリの国家財政となっている中、一旦信用不安が起これば資金流出が加速し国家破産まで一直線となります。
原油価格と資源価格暴落の影響がじわりじわりと新興国を追い詰めており、いつ「もはやこれまで」となるかわかりません。