一ドル100円突破とFX保証金そして日経平均

投稿者: | 2016年08月17日 07:13

<一ドル100円00銭>の大台を突破し、その後は一ドル100円20銭前後の動きとなっていますが、これは<一ドル100円00銭>に控えていた個人のFX保証金を「喰う」ために専門家が動いたもので、お盆休みでのんびりしていた個人は今日は追証が発生して朝から銀行に走ることになりますし、振込む資金がない個人は換金できるものはなんでも換金に走り金策に動くしかありません。

では今後はどう動くかですが、2通りの見方が出来ます。

一つはこのまま一ドル100円10銭から50銭を上下し、また一ドル100円の防衛線に「保証金」がたまるのを待つのか、
それとも数日間今の付近で上下動を繰り返し、再度1ドル100円突破を仕掛けて、今度はストップロスを巻き込んで一気に98円、97円台までの円高に持ち込み、それに企業のドル売り・円買いを巻き込ませ、一ドル95円まで持っていくのかです。

これは金相場の動きにも関係してきますので複雑な動きとなりますが、仮に一ドル100円突破が常態化し、一ドル95円突破を目指すとなれば、金は今の一オンス1300ドル台を抜けだし、一オンス1400ドル台を抜けていくことになりますが、まず一オンス1400ドルを突破していから一ドル95円を目指すのか、それともまず一ドル99円台に突入させてから金の急騰を演じさせ一オンス1400ドル突破となるのか、今のところはわかりませんが、いずれにしましても<一オンス1400ドル突破>と<一ドル99円台から95円>は必然と見られ、あとはタイミングだけとなります。

この円高で当然日経平均も急落し15,000円に落ち込むことになるのでしょうが、日銀ETF買いが毎日700億円以上
入りますので、そう簡単には崩れないでしょうが、時価総額500兆円、東証一部売買代金2兆円に対して700億円ですから、冷静に考えれば、この日銀ETF買いは大した金額ではないのはわかります。
株式市場は日銀ETF買い=物凄い影響力と思い込んでいるために、今は相場は支えられていますが、実は大したことはないと
分かれば今度は一斉に日経先物ETFを売り崩してくるでしょう。
その時、日経平均は再度1400円を超える暴落を演じ、その後も急落・暴落を演じ続け、最終的には日経平均は1万円を下回るところにまで売り込まれることになるはずです。

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