9月4日、5日に中国・杭州で開催されますG20首脳会議の際に、中国習近平国家主席とアメリカオバマ大統領の会談が予定されており、ここで現在問題となっています南沙諸島問題・尖閣諸島問題がどのように話し合われるか、アジアの安全保障上極めて重要となります。
特に尖閣諸島問題では、アメリカが「尖閣諸島は日本の領土である」と明確に言明してきていないために中国に付け込まれることになっており、この状態に対してアメリカが一歩踏み込んで、「尖閣諸島は日本の固有の領土である」とは発言するかどうかにかかっています。
一部ではこの部分を指摘する向きを潰す動きも出てきているようで、水面下で激しい駆け引きが行われているようですが、中国派と反中国派に分かれた駆け引きは9月4日の米中首脳会談まで続きます。