セブン&アイ・ホールディングスは、西武八尾店(大阪府八尾市)と西武筑波店(茨城県つくば市)を閉鎖すると報じられていますが、
同時に赤字を垂れ流している【ニッセン】を完全買収して「消滅」させるリストラ策を検討しているとされています。
セブンアイが【ニッセン】に資本参加したこと自体、不思議な経済行為でしたが、今回更に完全買収となると更に不透明な資金の流れとなる可能性があり、大株主の外資が動きだすかもしれません。
外資からすれば、スーパー事業とデパート事業を閉鎖して、コンビニ事業と金融業だけに専念した方がより収益性が高まり、株価もあがり、配当金も増えてめでたし・めでたしとなると思っており、今後、この提案をしてくるはずです。
このような中、今回の【ニッセン】の子会社化はその流れに反することになり、外資からすればとても納得いく内容ではありません。
それにしましても、何故セブンアイが、【西武デパート】を買収し、【ニッセン】に資本参加したのでしょうか?
全く意味のない買収・資本参加を行った訳ですが、それでも屋台骨が揺らがないのですから、それはそれでよいのかもしれませんが、より優れたエクセレントカンパニーになるためには、不採算の事業から早期に撤退する決断も必要だと言えます。
果たして株価を大きく上げるドラスティックなリストラを行ってくるでしょうか?