世界的に展開する高級スーパーである【ホールフーズ】ですが、売上が4四半期連続で減少しており、利益も今後も減少すると専門家は指摘し、これを受けて株価も9%程下落しています。
この【ホールフーズ】は健康によいとする自然派食品を扱っており、アメリカでも、「コカ・コーラ」はおいていないスーパーとなっており、健康志向の高所得者層から中堅層まで幅広い購買層となっていますが、そこが今ダメージを受けているのです。
株価も2013年の60ドル超えがピークとなっており、今や30ドルですから半値になったことになり、今後景気の悪化もあり、
【ホールフーズ】はリストラを行い抜本的な経営立て直しをするのでしょうが、ロンドンやニューヨークの店では品質が落ち始めており、「これでこの値段?」と思う商品も出てきており、経営立て直しはそう簡単にいくものではないかもしれません。
景気が良く収入が増え続けている間は高級スーパーは流行りますが、一旦景気が悪化し収入が伸び悩み乃至は収入が減少し始めた場合、自然派高級スーパーは真っ先に切られます。
アメリカの景気指標は悪化はしていませんが、足元では静かに悪化が進んでいると言えます。