メガバンク株の3割減益と膨大な不良債権

投稿者: | 2016年07月27日 09:13

日経新聞はメガバンク株の最終益が3割程度減少すると報じていますが、今は「まだ」国債部門で利益が出ていますが、今後国債相場が一変した場合、膨大な損を抱えることもあり、最終益が赤字に転落することも十分あり得ます。

マイナス金利・0%金利下で十分なリスクに見合った収益を確保できなくなってきている金融機関が多く特にメガバンクは融資規模が大きいために一旦焦げ付けば一気に赤字に転落する事態もあり得、更には不良債権比率が40%にも達すると言われるイタリアの大手金融機関に融資している分は直接的には少ないですが、間接的にはかなりの額に上っているはずであり、連鎖的に破たんが進めば邦銀はすべての損を被るという事態になりかねません。

イタリアの金融市場が今やメルトダウンを起こし始めており、これをEUがどう救済するか。
それによっては金融危機が一気に深化することもあり得ますし、例え今回公的資金を投入しましても経済の悪化が進む今、本本的に解決できるはずもなく、ドイツ銀行の経営問題もくすぶっており、いずれユーロ崩壊という事態に発展するはずであり、その時、リーマン後、世界的に貸しまくりました邦銀は、とんでもないしりぬぐいをさせられるかもしれません。

関連する記事

カテゴリー: NEW