中国税関総署が8日発表しました5月の貿易統計によれば、輸入が0.4%減少の1311億ドル(円換算で14兆円余り)となっており、輸出は4.1%減少の1811億ドル(円換算で20兆円余り)となっており、輸入が19ケ月連続で前年割れとなっています。
中国経済はそれだけ不振となりますが、中国はマンション投資・公共投資を活発化させており、次第に輸入を増やす動きをしており、特に原油の輸入がかなり増加しているのではないかと見られており、これもあり需給が締まっていると言われています。
原油価格が上昇に転じてきており、これは産油国にとり収入が増えますので願ってもない事態ですが、同時にインフレが進むとなりますので、新興国経済にはインフレがまず進みますので国民経済に与える打撃は半端なものではありません。
また、中国は政策的に輸入を増加させているとみられ、一次産品の価格下落で困窮している新興国や後進国に影響力を行使できる立場にあります。
来月には輸入が増加しているかも知れません。