今回のアメリカ大統領選挙は、『強い女」と『強い男』との一騎打ちとなる可能性が高く、この戦いでは元ファーストレディーであり、元国務長官でもある『強い女』が圧倒的な有利さをもっているはずですが、民主党予備選挙では『ヒラリークリントン氏」は昨日も負けたように苦戦を強いられています。
民主党員からすれば『トランプ氏など相手ではない』筈ですが、民主党内部で『ヒラリークリントン氏』への拒否反応が強く出ているのです。
ヒラリークリントン氏には、メールゲート事件もくすぶっており、かつ金融村に近く金満家でもあり、民主党で戦っている一見お金がないように見える老練なサンダース候補と対極にあり、このサンダース候補が善戦している理由は何かを見れば、ヒラリークリントン氏がダントツの支持を集めない理由が見えてくるのです。
そして仮に11月までにメールゲート事件が炸裂すれば、ヒラリークリントン氏は候補から降りることになります。
で、どうなるか、ですが、サンダース候補が登場となり、サンダース候補は可もなく不可もない政治家であり、突出するトランプ氏とはまさに対極の存在となり、もしサンダース候補とトランプ候補が戦えば、これはかなり微妙な戦いとなりどちらが買ってもおかしくはない状態になります。
アメリカ国務省関係者の中には、トランプ対サンダースという事態もあり得るとのシナリオを描いている者もいるとされており、
アメリカ司法省がメールゲート事件をどのように扱うか、今後の焦点となります。
アメリカ大統領選挙では2人の直接論争がありますが、その際にメールゲート事件につきトランプ候補が追及し、そこで嘘の発言をすれば、ヒラリークリントン氏の政治生命は終わりますし、仮に本当の話をすれば、メールゲート事件が炸裂することもあり、
どちらにしましても、ヒラリークリントン氏は苦しい立場に追い込まれます。
共和党のクルーズ候補が降りたのも、出生地の問題があるからであり、外国生まれ(クルーズ氏はカナダ生まれ)はアメリカ大統領にはなれないという「条件」をどうしてもクリアーできなかったからと言われており、いつ撤退するか、一番自分を高く売れる時期を選んで降りたのだと言えます。
今後トランプ氏の暴言は必要なくなりまともな発言をすることになりますが、そこで問題は話を対外的な話にもっていくことになれば、相手は日本と中国になります。
近いメキシコの話は下火になり、遠いアジアの国を対象にすれば「害」はありません。
賑やかな選挙が始まりますが、日本は対トランプ対策を早く手を打っておきませんと、「安保ただ乗り論」で日本は袋叩きにあいかねませんが、今、日本政府はトランプ氏との関係が全くないと言われる中、このままいけば日本にとり最も危険な人物がアメリカ大統領になることになりかねません。