アモーチェ投資サロン

投稿者: | 2025年07月16日 07:04

今日の金融市場は、オランダの半導体製造装置メーカーASMLが発表しました第2・四半期決算を受けて、2時過ぎに【レーザーテック】が19950円の高値から急落し、終わってみれば急落前から1500円以上も下落し、18125円と言う波乱となっていました。

この急落の原因となったASML株ですが、 第2・四半期売上高は予想を上回る76億9200万ユーロとなり、新規受注も55億4000万ユーロとアナリスト予想の44億4000万ユーロを大きく上回っていたのです。

ただ、クリストフ・フーケCEOは以下のように指摘したために株価が急落したのです。

『マクロ経済と地政学的な理由で不確実性のレベルは高まっている。もちろん関税も含まれている』
『26年の成長に向けて準備を進めているが、現段階では確認できない』」

この声明を受けてレーザーテックも売られたのですが、決算内容からすれば何ら売られる内容ではなく、反対に買われる内容だったと言えます。

CEOが2026年は成長できない可能性があるとしたために、ASML株が朝方の取引で一時7.3%急落し、これを受けてレーザーテックも連れ安したもので、投資会社アウレウスのハン・ディーペリンク最高投資責任者は、以下のような発言をしています。

『第2・四半期が堅調な需要を示しており来年についても心配していない』

今回の決算からすれば下落するのではなく、上昇する筈で株式市場は反対に動いた事になり、相場のセオリーからすれば、今日の株価急落は『買い』となります。

それにしましてもあと50円で2万円台回復でしたが、見事に跳ね返されておりレーザーテックにとり、この2万円はかなりの壁になりますが、ここで揉めば揉むほど反発力は強くなります。

ドバイ原油(2038)+1.51%
金ETF(1540) +0.03%
プラチナETF(1541)−0.22%
銀ETF (1542) −0.54%

ところで、金融市場では日本国債が売られており10年債利回りは1.5%をつけて来ています。
これは極めて重要な事態ですが、今日本国債が売られ理由は、参議院選挙で自民党が敗退し、与党として君臨する為には、野党と組んで政権を維持する必要があり、その為にはバラマキ予算を組む必要があり国債発行が急増すると市場がみているからなのです。
また、日本国債格下げも噂されています。

日本国債格下げでは日本円は売られますので、今円安に向かっているのも頷けます。

金融市場はトランプ関税に注視していますが、参議院選挙結果次第では日本株価大暴落、日本円急落もあり得ると言う事を頭に入れておく必要があると言えます。

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