日本で今いったいガソリンスタンドはいくらあるでしょうか?
帝国データバンクのレポートでは、2023年3月末 27,963ケ所となっており、これが多いのか少ないのか、は以下を見れば分かります。
1995年3月末 60,421ケ所
2019年3月末 30,070ケ所
2020年3月末 29,637ケ所
2021年3月末 29,050ケ所
2022年3月末 28,475ケ所
毎年漸減してきているのが分かりますし、28年連続で減少し1995年3月末から見れば半減以下になっているのが分かります。
そして問題は、全国1718市町村のうち、2割に相当します348市町村はガソリンスタンドが3ケ所以下となっており、ガソリンが買うのに遠出する必要が出てきているという事です。
都内でも徐々にガソリンスタンドが減ってきており、ガソリンを買うために遠くにいく必要が出てきていますし、都心のガソリン価格が今でも一リッター190円以上しているところもあり、一般消費者は中々買えなくなっているようです。
あと10年もすれば、ガソリンスタンドがない市町村が多数出現し、ガソリンを買うために何十キロも遠出するという事もあり得るかも知れません。
過疎化が進む地方だけでなく、都心でもガソリンスタンドが消滅していくのは必至であり、更にEVステーションの普及も進まず、ましてや田舎や地方の観光地にいけばEVステーションはなく、行ったら最後電気切れで戻れないという事態も想定されます。
ガソリンスタンドが減り、EVステーションもなければ、一体この先どうするのでしょうか?
日本は総合的な政策を取りまとめ、実行する事が出来ない社会となっており、バラバラに動いていますが、これが
あと10年もすれば、社会インフラが破壊され、まともに生活できない事態に追い込まれることになるかも知れません。