10月26日に、パリにてフランス・マクロン大統領とドイツのシュルツ首相が3時間20分にわたり会談をしていますが、この際に共同記者会見も共同声明も出されず、極めて異例の終了をしています。
ドイツのシュタンマイヤー大統領夫妻は11月1日から3日まで日本を公式訪問していますが、シュルツ首相は代表団を引き連れて中国を訪問するとなっており、コロナ規制の中、どのような会談・商談が進むのか注目されます。
ドイツは中国からのビジネスがないと今年から来年にかけてマイナス成長は避けられないと見られ、今回の中国訪問で数兆円規模の商談をまとめたいとなっているのでしょうが、西側は<中国・ロシア・北朝鮮連合>に対して、規制をかける動きを進めている中、ドイツだけが抜け駆け的に中国と関係強化を進めるのはおかしいとフランスはなっているのです。
今後ドイツがロシア制裁から離れることもあり得、そうなればヨーロッパは分断されることになります。
果たして今回のドイツアジア外交はどういう結果となるでしょうか?