追加情報(ユナイテッド航空270人解雇へと米中対立の影響)

投稿者: | 2020年09月15日 01:26

ユナイテッド航空は≪成田、香港、フランクフルト≫のCA拠点を廃止するとなり、総勢で270人が解雇されることになります。

海外ではロンドンだけが存続させるとなっており、最悪、アジアからユナイテッド航空は撤退することになるかも知れません。

香港CA拠点も閉鎖となれば、香港人も解雇となり、ユナイテッド航空はアジアの空からは事実上撤退するとなります。
勿論、CA拠点がなくなりましても運航は出来ますが、乗務員の連携がうまくいかず、欠航が頻発するような事態に陥れば、最終的には日本・香港路線から撤退するとなるとなりましても不思議ではありません。

仮にユナイテッド航空が日本路線から撤退しましてもANAがあれば、スターアライアンスグループは残りますが、問題は航空料金です。
航空料金はANA/JALは高く、ユナイテッド航空は安いとなっていましたが、安売りのユナイテッド航空がなくなれば、競争相手が減る訳であり、航空料金は跳ね上がり、その結果、安いツアーはなくなります。

今後、アメリカン航空、デルタ航空がどのようなアジア戦略を打ち出すのかが注目されますが、米中対立が加速すれば、中国とアメリカ間の航空路そのものが運航中止となることもあり得、北京・上海・香港とアメリカ各都市を結ぶ航空路がなくなることもあり得ます。

 アメリカの大手航空会社「ユナイテッド航空」は、日本の拠点として成田に置いている客室乗務員の事務所を今月いっぱいで閉鎖することがわかりました。新型コロナの影響で需要が大幅に減少したことから、成田・香港・フランクフルトの3拠点の閉鎖に踏み切るということです。

 「全米客室乗務員組合」によりますと、成田の拠点に在籍しているおよそ350人のうち、およそ270人が解雇の対象になっていて、日本人もおよそ150人が含まれています。

 ユナイテッド航空では、労働協約で「拠点が閉鎖された場合には他の拠点で同じ仕事に就ける」と決められていますが、ユナイテッド航空は労働組合に対し、今回の3拠点閉鎖でアメリカ国外の拠点がロンドンのみとなるため、全ての客室乗務員を異動させることが出来ず解雇せざるをえないと説明しているということです。

 ユナイテッド航空と労働組合はアメリカで労働調停を行っていて、今月中にも調停の結果が出るということです

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