中国自動車工業協会が発表しました11月の新車販売台数は、一年前に比べ《-3・6%》の246万台となり、前年実績を17月連続下回るという惨状を示しています。
中でもEVなどの「新エネルギー車」の販売は《-43・7%》の9・5万台となり激減しています。
中国の景気は今や底抜け寸前にきていると言っても過言ではなく、不動産価格もピークから30%以上下落してきているようですが、あまりにも高くなりすぎており、これくらいではまだ買いは入りません。
平均すれば中国の不動産は過去10年間で5倍以上に値上がりしたこともあり、半値になりましてもまだ高いと言えます。
今1億円しています物件は、元は2000万円もしていなかった物件であり、半値になりましても5000万円であり、元の価格の2.5倍しておりまだ高いのです。
“里帰り”するとしますと、2000万円以下になるのでしょうが、その時にはバブルが崩壊しており、何千万人もの個人投資家の破産が社会問題になるのは避けられないと言えます。
そのような時に誰が新車を買うでしょうか?
来年、ピークより1000万台も少ない、年間2000万台以下の販売台数になるのは避けられないかも知れませんが、その時に中国に一体何が起こるでしょうか?