分断されるイギリスと皇室の役割

投稿者: | 2019年09月06日 11:20

大英帝国の威光はどこにいったとは古い言い方かも知れませんが、イギリスのEUからの離脱問題で、イギリスが分断されており、これは家族間でも同様です。
その最たる事例が、ボリス・ジョンソン首相一家です。
昨夜、ジョンソン首相の弟であるジョー(JO)・ジョンソン氏が閣僚も議員も辞職すると発表しているのです。
また、ボリス・ジョンソン首相の妹のレイチェル(Rachel)氏、父親のスタンレー(Stanley)氏も、離脱反対とされており、
今や首相は家族の中で孤立している状態にあります。
このような状況を受け、ボリス・ジョンソン首相は、離脱再延期なら「野垂れ死の方がましだ」との発言をしており、精神面で追い詰められているのではないか、とも指摘されており、最悪の場合自殺をするのではないか、とも一部で言われています。

それほどこのEU離脱問題は政治家として命をかけて取り組んでいるのでしょうが、ここまで皆が追い詰められるのであれば、冷静になる時間が必要であり、もう一回、国民投票を行い、国民の意見を聞くという手段をとるべきだと言えます。

それが政治家としての責務とも言える程、今やイギリス人の心がずたずたになっており、これを早急にもとに戻す必要があると言えます。

このままことが進めば、離脱派と残留派が真っ向から対立し、取り返しのつかない大混乱状態にイギリスを追い込むことになり兼ねません。

10月末に迫った離脱期限を単に再度延長するような愚策は取るべきではなく、ここまで混乱した以上、エリザベス女王に仲介に入ってもらうしかないと言えます。

政治不介入という規律はありますが、ことはイギリス人の将来がかかっている事案であり、政治リスクを取って動いてもらうしかないかも
知れません。
皇室だからとして特権階級の最上位として、ただ皇室外交をしていれば良いだけではなく、本質の役割を演じる時が来たとも言えます。

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