今回のプーチン大統領・安倍首相会談後の共同記者会見を見れば、首脳会談で何が協議されたのか分かります。
経済協力・貿易を推進する
これがプーチン大統領が記者会見で述べたことです。
日本との貿易を1.5倍の300億ドルに増やすということで同意した、ということしか明確に発言していないのです。
領土問題には一言も触れていませんし、平和条約もお互いの国民が納得(同意)するという前提があり、これは日本側から見れば、衆議院解散でその是非を問う、となります。
プーチン大統領からすれば細かい点は語らず、安倍総理に恩を売った形になっており、今後ロシアからとんでもない「請求書」が届くことになる筈です。
ロシア側としてはデモが頻発している中、領土返還を前提にした
平和条約交渉は出来る筈もなく、即ち、平和条約交渉は事実上やらないとなります。
安倍総理から『何とか繕ってくれ』と懇願され、今回は何とか穏便に済ませましたが、今後ロシア側に払う代償はとんでもない額になるでしょうし、ロシアを相手に裏交渉をすればどうなるか、今の政権は分分かっていないのです。
ハニートラップではありませんが、あとから「これを暴露されたくなかったら、言うことを聞け」となるのは目に見えています。
詳しくはマンスリーレポートにて解説させて頂きます。